SS.L 05は「地元」をテーマに設計したジンです。ジンは、ねずの実(ジュニパー・ベリー)をはじめとした香草・
薬草類を加え、再蒸溜して造られるお酒です。香草・薬草類は「ボタニカル」と呼ばれ、その種類は非常に幅広く
世界中でそれぞれ独自の香りや風味を持ったジンが造られています。
SS.L 05は、メインボタニカルに枕崎を代表する紅茶「べにふうき」を使用。「べにふうき」は無農薬、有機栽培で
育てた茶葉を手摘みして仕上げ、紅茶の本場英国はロンドンの国際的な食品コンテスト「グレート・テイスト・
アワード」(2009年)で最高の三つ星金賞を受賞した事もある瀬戸茶生産組合の優良な国産紅茶品種。
タンニンが多く発酵性のよい品種であり、控えめな一番茶、渋味のある二、三番茶とのブレンドで味を調え、
甘い香りや渋み、酸味、甘味が調和しています。
更にいくつかの柑橘類のテストを踏まえ、地元産のたんかんを採用する事とし、ジンに奥行を与えるよう伝統的な
ボタニカル4種(ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、リコリス)を加えて、比率バランス
や蒸留条件を検討しながら基本骨格を定めました。ベースのスピリッツには、薩摩酒造で製造した焼酎を使用。地元
色を押し出した薩摩酒造らしいジンに仕上げました。
お勧めの飲み方はスタンダートなジントニックやジンソーダ。トニックウォーターで割ると紅茶の風味を最も香り
高く楽しむ事が出来ます。一方、ソーダで割ると後口にドライさが残り、味付けの濃い料理との相性も◎。
ロックで飲むと、ボタニカルの風味を最大限に活かせるよう蒸留方法を工夫したため、その風味をダイレクトに
味わう事ができ、また氷が解けるにつれて出てくる違う表情を楽しむ事も出来ます。
SS.Lシリーズ
SS.Lとは
薩摩酒造のラボ発の「モノづくりの可能性に挑戦する」新しいブランド。酒の可能性を否定しない。
志あるチームとスタートさせたのは実験的な試み。ラボにあったのは、一般流通させるにはあまりに
少量しか製造出来ない魅力的なサンプルや、頭の中にだけあって形に出来ていなかったアイデアだった。
今まで出会った事のない酒を目指して。薩摩酒造ラボ発の挑戦的な新シリーズ。