カカオ豆からチョコレートまでを自社で一貫製造するチョコレート専門店「ショコラティエ パレ ド オール」と
コラボした「カカオ焼酎」です。トリニダード・トバゴ産の上質なカカオと「黄金千貫」と呼ばれるさつまいもを用い、
薩摩酒造が継承してきた焼酎の伝統的な製法で2つの素材の風味を調和させた表現力豊かな焼酎を造りあげました。
芋焼酎の原料であるさつまいもは、メキシコを中心とする熱帯アメリカが原産地です。カカオの栽培起源地も
メソアメリカと呼ばれた中米地域(※)です。主となる2つの原材料のルーツには親和性があり、故郷が同じ
2つの素材が出会い、一緒に醸すことで、新たな味や香りを纏ったお酒が生まれたことには、何か不思議な縁を感じます。
(※ メソアメリカと呼ばれた中米地域:メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ベリーズ辺り)
焼酎の製造は薩摩酒造花渡川蒸溜所で行い、受け継がれてきた伝統の手造り麹を原料に、100年以上受け継がれる
かめ壺で二次もろみを発酵させ、カカオファインを加え、カカオとさつまいもの風味を調和させた後に単式蒸留器で蒸留しました。
蒸留後は味や香りへの影響が少ないステンレスタンクで数か月貯蔵・熟成し、カカオと
芋の良さを最大限堪能できるよう加水を一切行わず、アルコール度数も37度に設定しました。
薩摩酒造とパレ ド オールの両社でテイスティングを重ねた結果、おすすめしたい飲み方は「ロック」。
冷たく楽しむことで、カカオから醸し出される風味やアロマを存分に味わうことが出来ます。また、チョコレート
とのペアリングについては、余韻の方向性が似た「ミルクチョコレート」をおすすめ。甘みがお酒に寄り添い、
この焼酎の特徴を引き立てます。特に、カカオ成分が40~45%程度のミルクチョコレートでは、華やかさが
ふわっと香り、両者の魅力を最大限に感じることが出来ます。また、フレーバーを加えて楽しむには、柚子などの
柑橘類やハーブを加えたボンボンショコラとも相性が良さそうです。
SS.Lシリーズ
SS.Lとは
薩摩酒造のラボ発の「モノづくりの可能性に挑戦する」新しいブランド。酒の可能性を否定しない。
志あるチームとスタートさせたのは実験的な試み。ラボにあったのは、一般流通させるにはあまりに
少量しか製造出来ない魅力的なサンプルや、頭の中にだけあって形に出来ていなかったアイデアだった。
今まで出会った事のない酒を目指して。薩摩酒造ラボ発の挑戦的な新シリーズ。